まとめ版【これだけは覚えておきたい】スニーカーの紐の結び方(通し方)

休日にカフェに行くならラフに、クライアントとの打ち合わせならシックに──。スニーカーが多くのシーンに浸透した今、TPOに合わせてカジュアルときれいめのスニーカーを使い分けるのは、ごく自然のことかもしれません。でも、そこで終わらずに、シューレースの結び方にもこだわってみませんか?
スニーカーに合った靴紐の結び方
足元をさらに洗練させるために、スニーカーに合った紐の結び方を選んでみましょう。カジュアルなスニーカーは街歩きやアクティブなシーンで気軽に楽しめます。一方で、シンプルなデザインのきれいめスニーカーなら、シューレースの結び方次第でビジネスカジュアルにも馴染みます。オフィスやちょっとしたフォーマルな場面でも、スニーカーを品よく履きこなせたら、足元の印象はぐっと洗練されるはず。
靴紐の結び方の種類
ここでは、ランニングシューズやバスケットボールシューズと相性抜群なシューレースの基本、「オーバーラップ」と「アンダーラップ」(撮影はニューバランスの1400を使用)、クラシックなモデルやミニマルなデザインのスニーカーと相性の良い「シングル」(撮影はアディダスのスタンスミスを使用)をご紹介します。
オーバーラップ
オーバーラップは、シューレース(靴紐)を上から通していく基本的な結び方。フィット感があり、足をしっかりホールドするのが特徴。スニーカーの定番スタイルで、履き慣れたラフな印象を与えます。特にスポーツ系やストリートファッションなど、カジュアルなスタイルと相性が良く、足元にリラックスした雰囲気をプラスします。

1.(写真は全て右足)つま先側の最前列の穴に、上から紐を通す。紐の長さは、左右対称に。

2.左最前列の紐を右2番目の穴に上から通す。

3.右最前列の紐を左2番目の穴に上から通す。

4.交差する紐は、外側(左)に向けた紐が上になるように。シュータンにシューレースホルダーが付いている場合は、通して、フィット性を向上させよう。

5.シューレースホルダーにも、外側(左)に向けた紐が上になるように通す。

6.足首側の最後列の穴に紐を下から通す。このとき、左右の紐の長さが左右対称になるように。

7.紐を結んで整えれば完成!左足はこれと対称になるように紐を通す。

8.オーバーラップが完成!
アンダーラップ
オーバーラップとは逆に、シューレース(靴紐)を下から通していく方法。履いているうちに足に適度になじみ、圧迫感が少ないため、足の甲が高い人にもおすすめ。

1.(写真は全て右足)つま先側の最前列の穴に、上から紐を通す。紐の長さは、左右対称に。なお、下から紐を通す場合もある。紐の見た目の分量が変わってくるので、スニーカーに合わせて好みの方を選んでよし。

2.左最前列の紐を右2番目の穴に下から通す。

3.右最前列の紐を左2番目の穴に下から通す。

4.オーバーラップ同様、交差する紐は、外側(左)に向けた紐が上になるように。シュータンにシューレースホルダーが付いている場合は、通して、フィット性を向上させよう。

5.シューレースホルダーにも、外側(左)に向けた紐が上になるように通す。

6.足首側の最後列の穴に紐を下から通す。このとき、左右の紐の長さが左右対称になるように。

7.紐を結んで整えれば完成!左足はこれと対称になるように紐を通す。

8.アンダーラップが完成!オーバーラップよりも少しスッキリした印象。
シングル
「シングル」は、シューレース(靴紐)が整然とまっすぐ横一列に並ぶ美しい結び方です。スニーカーをすっきりと上品に見せる効果があり、スタイリッシュな印象を演出します。スーツやジャケットスタイルにも馴染みやすいので、ビジネスカジュアルにおすすめ。

1.(写真は全て右足)紐の左端を右最前列(つま先側)の穴に上から通し、左最後列(足首側)の穴の下から出す。

このとき、最終的な紐が左右均等になるように、最前列側の紐を長めにしておく。3:1ぐらいの割合。

2.紐の右端を左最前列の穴の上から通し、右2番目の穴の下から出す。

3.紐の右端を左2番目の穴の上から通す。

4.右3番目の穴の下から出し、左3番目の穴の上から通す。さらに、右4番目の穴の下から出す。

5.繰り返し、右の穴の下から出し、左の穴の上から通す。シューレースホルダー(シュータンをズレないように固定するループ)は、あえて通さない方がエレガントさが上がる。

6.足首側の最後列の穴まで通して、穴の下から出す。

7.左右の紐の長さを均等に整え、結べば完成。

8.左足はこれと対称になるように紐を通せば完成!
スニーカーをより品よく履きこなすためには、靴にあった結び方を取り入れるのが大切
スニーカーは、シューレースの結び方ひとつで、大きく印象が変わります。スニーカーの雰囲気に合わせて、「オーバーラップ」や「アンダーラップ」、「シングル」を選ぶことで、よりこなれたスタイルが完成します。お気に入りのスニーカーを、自分らしい結び方で楽しみましょう。