【ネクタイの柄選びに迷ったら】印象が“ガラッ”と変わる、定番8種類のネクタイ解説

ネクタイは、スーツスタイルにおいて、印象を左右する重要なアクセサリー。同じスーツでも、ネクタイの柄ひとつで与える印象は大きく変わります。無難に見える柄でも、選び方次第で「信頼感」や「センスの良さ」を伝える強力な武器になります。
本記事では、ビジネスシーンで活躍するネクタイの定番柄8種類を解説。それぞれの特徴や与える印象、着こなしのポイントをわかりやすくまとめました。
定番柄8種類とは
ソリッド(Solid)

ソリッドタイ、つまり無地のネクタイは、もっともシンプルかつ万能なアイテム。光沢のあるシルク素材はフォーマルにも対応し、マットな質感ならビジネスに最適。色選びによって印象が大きく変わるので、TPOに応じた選択が重要です。
ストライプ(Stripe)

ストライプ柄は、斜めのラインが特徴的なもっともポピュラーな柄の一つ。写真のように右上がりのラインを“レジメンタル”(英国式)、左上りのラインを“リバース”(アメリカ式)と呼びます。誠実さや信頼感を印象づけたいときにぴったりで、シャツやスーツの色と組み合わせて遊びも効かせられます。
チェック(Check)

チェック柄は、格子状のパターンが特徴的なデザイン。クラシックながらもカジュアル感があり、ビジネスカジュアルやオフスタイルにもぴったりです。細かいチェックは上品に、太めのチェックは個性が際立ちます。ネイビーやグレーのスーツと好相性です。
ドット(Dot)

ドット柄は、丸い水玉模様が並ぶデザイン。大小によって印象が異なり、小さなドットは控えめで上品、大きなドットは遊び心や親しみやすさを演出します。柄物初心者にも取り入れやすく、無地のシャツと合わせるとバランスが取れます。
小紋(Komon)

小紋とは、同じ模様が規則的に並んだ日本発のデザイン。欧米では「マイクロパターン」とも呼ばれます。遠目には無地に見えることもあり、控えめながらも繊細でエレガントな印象を与えるため、フォーマルからビジネスまで幅広く活用できます。
ロイヤルクレスト(Royal Crest)

クレスト(紋章)柄は、ヨーロッパの貴族文化に由来する伝統的なデザイン。エンブレムのようなモチーフが等間隔に並ぶスタイルで、格式と知性を感じさせます。伝統的なブレザースタイルや、英国調の装いにマッチします。
ペイズリー(Paisley)

ペイズリー柄は、曲線的な植物モチーフを元にした装飾的なデザイン。エキゾチックで華やかな印象を与えるため、パーティーや華やかな場面におすすめです。落ち着いた色味を選べばビジネスにも取り入れやすく、洒落感を演出できます。
ニット(Knit)

ニットタイは、編み込まれた生地で作られたネクタイで、表面に独特の立体感があります。通常のシルクタイよりカジュアルな印象で、柔らかい雰囲気を演出できます。先端がスクエア型になっているのも特徴。ジャケパンスタイルに最適です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。スーツやジャケットに合わせるネクタイの柄や生地ひとつで、与える見た目の印象は大きく変わってきます。ネクタイ選びに迷うことがありましたら、指針として、ぜひ本記事をご活用ください。
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