ネクタイの結び方はこれさえ知っておけばいい!「ウィンザーノット編」
一日の始まりにネクタイを締める。鏡の前で結び目を整えると、自然と気持ちも引き締まる。ネクタイは、ただのアクセサリーではなく、自分自身を整え、相手に与える印象を形作る大切なアイテムです。
結び方ひとつで、見た目の印象が変わるだけでなく、その日の気持ちや振る舞いにも影響を与えます。近年は、カジュアルな服装が増え、ネクタイを結ぶ機会が減ったかもしれません。でも大丈夫。これさえ知っておけば、自信を持ってネクタイを締められます。
今回は、ネクタイの結び方の中でも格式が高く、堂々とした存在感を演出できる「ウィンザーノット」をご紹介します。
ウィンザーノットとは?
ウィンザーノットは、大きくて対称的な結び目が特徴のネクタイの結び方です。結婚式や重要なビジネスシーンなど、格式高い場面に適しており、フォーマルな印象を与えます。結び目がしっかりとしているため、ワイドスプレッドカラーやセミワイドカラーといった襟の開きが広いシャツと組み合わせることで美しく決まります。
ウィンザーノットはこんなネクタイに向いている!
- 厚めのシルクやウール素材のネクタイ:結び目が大きいため、薄手のネクタイではボリュームが不足することがあります。
- 幅の広いネクタイ:ウィンザーノットの立体的な結び目とバランスが取りやすい。
- 無地または落ち着いた柄のネクタイ:結び目に存在感があるため、シンプルなデザインがより洗練された印象を与えます。
ウィンザーノットの結び方

大剣を上側にクロスさせる。このとき、小剣はプレーンノットやセミウィンザーノットの結び方に比べて、短めにするのがコツ。

大剣を小剣の後ろ側に周し……

そのまま大剣を襟元にできたループに、前側から体側に通す。

ここまではセミウィンザーノットの結び方と同じ。結び目をキュッとコンパクトにすると、完成が美しくなる。

さらに、反対側にも同じように、大剣を襟元にできたループへ、前側から体側に通す。

ここでも、結び目をキュッとコンパクトにするよう心がけよう。

大剣を小剣の前を横切らせる形で反対側へ。そのまま大剣を襟元のループに、体側から前側に通す。

大剣をそのまま上から下に向かって、前側のループの中へ通す。大剣を下に引きながらノット(結び目)を整えていく。このとき、ディンプルと呼ばれるくぼみを作ることを意識しておこう。小剣を引き、ノットを首元へ上げていく。

形を整えて完成!襟ぐりが見えないぐらい上に締め上げると、清潔な印象が増す。
まとめ
ネクタイは結び方ひとつで、見た目の印象が変わるだけでなく、その日の気持ちや振る舞いにも影響を与えます。近年は、カジュアルな服装が増え、ネクタイを結ぶ機会が減ったかもしれません。でも大丈夫。この基本的な結び方さえ知っておけば、いざというときにも役立ちます。ネクタイにあった結び方をマスターして、着こなしを楽しみましょう。
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